留学は楽しいことがたくさんある一方で、トラブルが発生する可能性もあります。
そういったときに備えて用意しておきたいのが保険です。
この記事では、マルタへの留学を検討している人に向けて、そもそも保険に加入する必要はあるのか、どのような保険がおすすめなのか解説します。

結論から申し上げると、マルタ留学の際は海外旅行保険に加入することをおすすめします。
留学中にケガや病気の可能性は十分にあります。
例えば、現地で病院を利用する場合、マルタであれば一般的な診察は10ユーロほどで受けられ、薬も合わせて購入するとしても10?30ユーロあれば十分です。
しかし、ケガや病気で入院しなければいけなくなると一気に数百万円単位のお金が必要になる可能性もあります。
また、お酒を飲んで気分が高揚している間にカバンを盗まれてしまう、帰国時に航空機の遅延が起こり、費用を余計に支払うことになる、ホームステイ先の家電を壊してしまい弁償するといったケースもあるでしょう。
このような万が一のトラブルに備えて海外旅行保険は必ず加入しておくようにしましょう。
なお、海外旅行保険は生命保険と損害保険、そして医療保険がパックになっているため、基本的には1つの保険に加入すれば全てカバー可能です。

マルタに90日以上の長期留学をしようとしている人は、保険加入は必須となります。
これは、現地でビザを申請する際に保険の加入証明書を提出しなければいけないためです。
ちなみに、マルタのビザを取得する場合、事前に日本で取得することはできず、現地到着後に申請することになります。
そのため、保険加入証明書は英文のものを用意しなければいけないため注意してください。

海外旅行保険に関しては、クレジットカードに付帯しているものを利用することもできます。
クレジットカードの付帯保険で英文の保険加入証明書が用意できるのであれば、留学の使用も可能です。
ただし、クレジットカードの付帯保険を使用する場合、保険の適用条件に注意する必要があります。
カードによっては、カードを持っているだけで保険が適用される「自動付帯」もあれば、航空券などをそのクレジットカードで購入して初めて保険が適用される「利用付帯」があります。
そのため、保険を利用しようと思ったら利用付帯で、適用条件外だったとなる可能性もあるため必ず付帯条件を確認しておくようにしましょう。
ただ、一般的な海外旅行保険とクレジットカードの付帯保険を比べると、前者の方が補償額や補償内容が充実しているため、特別な理由がない限りは通常の海外旅行保険に加入することをおすすめします。

ここでは、おすすめの海外旅行保険を2つ紹介します。
どの保険に加入すればいいのか迷っている、といった人はぜひ参考にしてみてください。

AIG損保は、世界最大級の保険会社グループである「AIG」傘下の保険会社です。
留学生向けの海外旅行保険としてお馴染みの会社であり、留学中のケガや病気、さらには盗難や航空機遅延といった各種トラブルをしっかりとカバーしてくれます。
保険の申し込みは、インターネットで行えるのも嬉しいポイントです。
なお、留学期間が3ヶ月以上の人が対象となり、加入可能な期間は最長1年です。
その後は延長・更新手続きをすることになります。
実績や知名度は十分なので、安心して利用することができる保険です。

t@biho（たびほ）は、インターネットからのみ申し込みができる海外旅行保険です。
インタネットのみとすることで保険会社のコストを抑え、その分利用者の保険料を安くすることができています。
留学中に起こりやすいトラブルである、滞在先の備品の賠償などに対する補償も充実しており、プランによって自分に必要な項目の補償を手厚くすることができるなど、留学生にとっては使いやすい保険だと言えるでしょう。
また、保険加入証明書の発行は、ホームページ内のマイページから簡単に行えます。英語での発行にも対応しているため、マルタ留学にもぴったりです。

短期間の留学であっても、留学中にトラブルに巻き込まれる可能性はゼロではないため、保険は加入しておくようにしましょう。
また、クレジットカード付帯の保険を利用する場合は条件の確認を必ず行なってください。
補償内容や申し込みのしやすさなどを考慮して、自分にあった保険を選びましょう。