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保険:台湾留学中の保険について

台湾留学中の保険について


海外留学するなら、海外留学保険について考えなければいけません。
普段体調を崩さないという方も慣れない海外の土地で暮らすので、体調を崩すことが多いです。
台湾の大きな病院には医療技術・設備ともに水準は高く、24時間対応の緊急医療施設も整っています。
また日本語が通じる医療機関もあるので、中国語での会話が難しい場合は日本語対応可能な医療機関を受診することが出来ます。
そんな今回、台湾留学中の保険についてご紹介していきます。

海外留学時に保険は加入しないといけない?

留学費用を考えて、保険に加入しないことを選ぶ方もいらっしゃるでしょう。
万が一保険加入しないで台湾の病院で受診した場合、医療費が全額自己負担となり、費用面で大きな痛手となります。
留学先での事件、事故など万が一に備えて渡航前に海外旅行損害保険(海外留学保険)に加入することをおススメします。
留学中に病気になった場合の医療費や物品の盗難など、様々な場面で損害補償があります。
保険によって保障内容や補償額が異なるので、自分に合ったタイプの保険を選ぶようにしましょう。

海外留学で使える保険は、海外旅行損害保険、社会保険、国民健康保険などがあります。
日本で社会保険、国民健康保険に加入している場合、留学中に病気やケガで治療を受けた際に日本へ帰国後、申請を行うことで給付金受けることが可能です。
※但し、治療目的の渡航による治療費は対象外です。
(台湾留学ナビHPより引用)

公的な健康保険を海外で活用するには...
・社会保険
①渡航前に社会保険事務所で「海外医療保険支給申請書」という冊子をもらう。
②現地の病院で治療した際、その冊子に治療内容を英語で記入してもらう。
※領収書をもらうことを必ず忘れないようにしましょう。
③日本へ帰国後、社会保険事務所に行き支給申請(「海外医療保険支給申請書」と「領収書」を添付)をする。
④約3ヵ月後に治療費の70%が指定した銀行に振り込まれる。

・国民健康保険
①渡航前に市区役所で「国外における海外療養費制度」という冊子をもらう。
②その後の手続きは、支給申請先が市区役所に代わるだけで社会保険の場合と同じ。
③支給申請の添付書類は冊子の「診療内容明細書」、「領収明細書」を提出する。
※保護者が自営業等の方は、国民健康保険の被保険者に加入しているはずなのでこの制度が利用できます。

台湾現地の保険に加入する場合はどうすればいい?
次に台湾現地の保険に加入する場合はどうすればいいのでしょうか。
台湾では、1995年から実施されている「ユニバーサルヘルスケア」という全国民が加入する健康保険制度があり、台湾の人口99%が加入しています。
また、台湾も自己負担額は約3割となっており、日本とほぼ同じ水準の医療保険制度が整備されています。
台湾現地に在住の留学生含め外国人も、条件を満たせば台湾国民が加入する健康保険に加入する義務があります。

台湾の健康保険加入条件

①台湾で居留証を持つ者は、台湾滞在が連続して満6ヵ月に達した日、或いは一回の出国が30日未満で、滞在期間から出国日数を減じた日数の合計が6ヵ月に達した日から健康保険に加入できますが、雇用されている場合は、就業を開始した日から健康保険に加入できます。
②居留証の有効期限切れの場合、健康保険加入資格の取り消し手続きを取らなければいけません。
(内政部入出国及移民署HPより引用)

6ヵ月以上の長期留学の場合、多くは留学先の学校で加入手続きが出来るので、留学先の学校に問い合わせて確認しておくことが大切です。

台湾の健康保険未加入者への罰則

台湾では、健康保険に加入義務にありながら加入していない場合、3,000元(約48,000円)以上15,000元(約238,000円)以下の罰則が課せられます.
さらに、法律に基づき健康保険に加入するように強制的に求められ、保険加入条件に適合した日より計算し5年以内の保険料を追って納付しなければいけません。
(保険TimesHPより引用)

台湾の健康保険に加入できる前の6ヵ月間は、大学が留学生向けの医療保険加入を義務づけています。
しかし、この保険に加入するまでの間は、現地到着日から保険加入までが保険未加入者となってしまうこと、補償金額が少ないことが考えられます。
慣れない海外の土地では、気を付けていても事故や病気などのトラブルに巻き込まれがちです。
万が一に備え、渡航前に日本で海外旅行損害保険に加入しておくことが重要です。

台湾留学中の緊急事態には?

台湾留学中に朝は元気だったけど、急に体調が悪くなったというときの緊急事態に使える救急医療の受け方についてご紹介します。

・救急車の呼び方
[救急依頼機関(推奨順)]
①公的機関の救急車を呼ぶ
②直接病院に電話し、そこの救急車を呼ぶ
③アシスタンスサービスに連絡し、救急車に来てもらう

[公的機関]
・消防署
TEL:119
言語:日本語・英語不可
料金:有料(NT$1,200、約¥4,600)

[アシスタンスサービス・民間救急会社]
・台北市緊急就医連絡中心
TEL:758-6818
言語:日本語・英語不可

・邦人が利用できる救急医療機関(推奨順)
①台湾大学附設医院(総合病院)
TEL:397―0800
言語:英語可
※救急車有

②台北医学院附設医院(総合病院)
TEL:737―2181
言語:英語可
※救急車有

③長庚医院(総合病院)
TEL:713-5211
言語:英語可
※救急車
(一般財団法人 海外邦人医療基金HPより引用)

まとめ

慣れない土地での生活は、十分に気を付けていてもトラブルに巻き込まれることがある留学生活。
自分に起こるであろうことを万が一に備え、準備しておくことでトラブルを回避することも出来ます。
安全で安心な留学生活を送るために、必ず保険には加入しておきましょう。

保険/台湾留学中の保険について.txt · 最終更新: 2020/12/02 17:03 by ryugakupedia